平均寿命82歳! 上海人がすすめる中国ハーブティー3種
日本人の平均寿命は84歳。世界一の長寿国を維持したことがニュースになりました。
中国全体の平均寿命は75歳ですが、上海だけのデータをみると男性80歳、女性84歳で、平均82歳。東京の人の平均寿命とほぼ同じです。
上海は医療機関が発達しているため中国の中でも長寿なのだと思いますが、介護なしで生活できる、いわゆる健康寿命もかなり長い気がします。
街で見かけるお年寄りが全体的になんというか、超元気。
大きな声でよく話し、よく笑い、朝からよく食べ、運動し、運転の荒いバスでも涼しい顔で乗りこなす人が多数。
70代以上でもスマホでチャットをする人が結構います。
先日はウェイシン(Wechat)で病院の受診申請(整理番号の取得)ができるようになったと話題になりましたが、これもお年寄りにスマホが普及しているからこその機能です。
彼らの元気の秘密は何か。現地にいると色々思い浮かびますが、飲食の習慣、なかでもお茶はその一つだと思います。
お茶といっても茶葉だけではありません。中国ならではのハーブティーもたくさんあり、普段から自分の体質や体調にあわせて飲んでいる人が多いのです。
以下、上海人に教えてもらったハーブティー3種。
①雪菊茶
新疆の山岳地帯でとれるオレンジ色の小さな花。血糖値を下げる効果があるそうで、糖尿病の人がよく飲んでいます。
紅茶のような色が出ます。普通においしいです。紅茶の茶葉と一緒に淹れてもいいそうです。
お茶のお店などで売っています。
②滁菊茶
最近友人から紹介してもらったのが、「滁州貢菊」という安徽省でとれるハーブティー。
滁菊は中国四大菊(なんてあるんですね)の筆頭に数えられる有名な菊だそう。
高血圧の治療作用や解毒作用があるといわれ、目や肝臓にもいいそうです。
濃厚なカモミールティー、といった味わいです。
時間が経つと変色してくるので、早めに飲むのがいいみたいです。
※上海ではここだけで扱っているとのこと。
上海臻縁茶業経営部
閘北区普善路290号B-6室
③黒クコ茶
黒い野生のクコを乾燥させたもの。
お湯を注ぐと目のさめるような天然のブルーに!
本当かどうかわかりませんが、黒クコは免疫力を高める作用やアンチエイジング効果が抜群に高いといわれています。
クコの実自体には少し甘みがありますが、お茶はクセがないのでカクテルにもできそう。
乾物ショップなどで手に入れられます。
中国の人は体にいいからといってやみくもに飲むのではなく、どういうお茶を、いつ、どれくらい飲むか、ということを心得ている気がします。
食べ物も体質や体調にあわせ、食材の組み合わせや、いつ何を食べるかと考えて食事する人が本当に多いです。
食の安全や空気の問題がたびたび報じられますが・・・・・・そこは東洋医学や医食同源の本場。未知のモノやコトがまだまだたくさんあります。
朝、椅子を積んだリヤカーに遭遇。どうやって積んだのか、どう運ぶのか、その元気はどこから来るのか・・・・・・