中国の沖縄特集とメディア革命!?
先月のことになりますが、ついに沖縄特集ができました!
「Lohas」というエコと健康にフィーチャーした中国の人気ライフスタイル雑誌です。上海に編集部があります。
この雑誌では年に2,3回、別冊の形で海外の旅特集をつくっており、今回はまるごと一冊沖縄。なんと全部で70ページ! 本島を中心に、宮古島も紹介しています。
今回、私は決まった企画に参加した形です。既に編集部で日本の電子雑誌を買って読み込み、具体的なリサーチをしていたことに驚き。
取材は中国人編集者と私の2チームに分かれ、さらにムービー班も同行しました。
誌面に載せきれなかった情報と共に、ムービーはWechatで展開するデジタルメディアに掲載されます。最近はムービー込みが売れているメディアのスタンダードになりつつあります。
今、中国の都市では雑誌が紙媒体というより、動画やSNS、さらにはイベントや買い物を含めて楽しめるメディアとして変わってきています。紙だけの雑誌は劣勢の感があります…。
とはいえ、数年前に比べて、紙媒体は全体的に写真やデザインが格段にレベルアップ。
私と同じチームだった上海人女性のフォトグラファーも、沖縄ならではのいい雰囲気をとらえていました。聞けば、彼女の師匠は日本で写真を学んだことがある人だとか。
打合せや資料の共有、現地でのチーム同士の連絡はほぼすべてWechat経由。中国人で日本語がある程度わかる人は一人だけでしたが、別行動でも問題なし。食事や買い物場所などもみんなアプリを使ってその場でさっと探していました。スマートですねえ。以前、海外取材のときにコーディネーターに頼ってばかりいた自分を反省。
中国ではメディアの在り方や取材のスタイルが劇的に変わってきています。内容自体はまだ日本のレベルのほうが高いと思っていますが、うかうかしていられないのが正直なところ。上海にて、メディア革命の真っただ中にいる気がしています。